「シリウス文明がやってくる」 Kagari ∞ Kazuki より転載
2008年09月16日
神が100%肉体に宿ると、この世界には居られない
神さまがいるというのなら、間接的に、チャネリングなどで情報を伝えるのではなく、神さま自身が直接関与して、この世界をよくすればいいじゃないか、と想われることがあるかもしれません。
これについて、M・ドーリル博士の『秘教真義』から引用してみます。
神なる無限意識は、電気用語を借りて言えば、電圧降下の媒介(変圧器)を必要とするということになるであろう。
媒介なしにそのまま、有限界に無限なる神が入ると、有限界が無限界に転換してしまうからである。
人間は、神なる無限意識によって選ばれたところの“有限界への神の媒介”なのである。
人間が電気の変圧器の役目を果たすことによって、無限意識が有限界を無限界化することなしに有限界に入ることが出来るのである。
よく新興宗教の教祖にありがちな、「私に神が降りてきた」や、「私は○○の生まれ変わりである」のような発言は、上記のことから云えばかなり無理があることが分かります。
逆に云えば、そのようにして、一般大衆を支配してきたわけですが。
つまり、神が100%肉体に降りて来てしまうと、物質界が完全な光に転換されてしまい、物質界としての役目を果たせなくなってしまいます。
宇宙の進化と学びのために、あえて、物質界を創ったというのに、神が直接降りてきてしまったら、創られた意味が、全く無くなってしまうということでしょう。
逆に、ある人間に、100%神の存在が降りてきたり、100%神の存在になってしまったら、この物質界に居続けることは不可能でしょう。
そのようなことがあったら、即アセンションどころか、物質界という領域自体が存在出来なくなってしまいます。
ですから、ややこしい手段を取りつつも、宇宙の進化のために必要な世界であるわけです。
神なる存在が手を差し伸べることが出来るのは、この世界の地球人類を通して、ということになりますが、それは100%ではなく、何倍にも薄められた状態であると云えるでしょう。
また、神のエッセンスが、何倍にも薄められなければ、この世界で、人間として存在するのに、そのままの状態では耐えられない、持ち堪えられないでしょう。
しかし、このような段階を経て、私たち一人ひとりの内に、神性が宿っていることを思い出し、私たち一人ひとりが、神の子、神の分霊であることを思い出していくことが求められています。
神さまが直接関与して、この世界をよくするという外界の仕業ではないのです。
スピリチュアル・ガイドたちや、善なる高次元の宇宙存在たちは、それを助けるため、支援するために干渉しています。
それらは、何百年先の未来、何千年先の未来ではなく、いま・この時期においてです。
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