「シリウス文明がやってくる」 Kagari ∞ Kazuki より転載
2008年11月07日
なぜ、“Simple is Best” なのか
多くの方々は、真理とは、何かとてつもなく偉大で大仰なものとして思考するので、より複雑に、複雑に思考してしまい、かえって、真理から遠のいてしまいます。
哲学書とは、そのもっともたるものと云えるかもしれません。
その複雑な語彙のオンパレードに、多くの方々は、何かすごいことが書かれてあるような気になったり、そのような多くの複雑な言葉を読むことで、内容が分からずとも、それを読んだという満足感に浸っているだけ、ということがあるかもしれません。
もちろん、哲学書のすべてが悪いと言っているわけではありませんので、そのような誤解はしてほしくないと想います。
その世界の学会などでは、大先生と呼ばれる、ある医師のお話では、恋愛ものからSF、冒険もの、ファンタジーもの、哲学書までとジャンルを問わず、とにかく、たくさんの本を読むといいます。
1日に1冊は読上げるという、その驚異的な読書量にも関わらず、何かが物足りないような気がする、何かが満たされないような気がして、もっともっと読まなければならないという気持ちになるのだといいます。
これは、ある意味においては、活字中毒なのかもしれませんが、私は先日、アセンションについて知るために、そのジャンルの本をたくさん読むことによって、根底に、共通するところを知ることが出来るということを書きました。
しかし、どんなに万巻の書を読み耽っても、世の中のすべての本を読み漁っても、そこから何かを得ようとする「直観」と、何かを「察知」するというところが欠けていたのでは、それはただ、活字を追い続けて、活字の波に翻弄されるばかりです。
スピリチュアルな世界に限って云うのでしたら、霊感、第六感というところの「直観」と、「察知」するという能力が無ければ、それは、3次元的な視点のみの研究家の域を出ないということになるでしょうか。
いま、地球上の物質界という、この世界は、多次元領域世界への門をくぐりつつありますので、3次元的な視点のみの研究家でいたのでは、「策士 策におぼれる」ということにも成りかねません。
本の内容は何処からやって来るのか、それは著者の頭脳だとしたら、著者の頭脳における思考とは、何処からやって来るのか。
人間の頭脳とは、多次元的想念の送受信機です。
著者が明かさないだけであり、多くの情報は、頭脳による思考だと云えども、異次元からの情報である可能性のほうが高いわけです。
この世界の科学的な進歩でさえ、多くが、異次元からやって来たものだといっても、過言ではないでしょう。
そこには、霊的な世界のこと、異次元、多次元領域のことを無視することは一切出来ないのではないでしょうか。
難解な表現や言葉で、相手を煙に巻くのは、実に単純なことで、そのこともまた、多くの一般の方々が、騙され続けてきた要因、結果と云えるのかもしれません。
贅肉を削ぎ落としていかなければ、真理は観えてこないのであり、難解なことを言っていても、相手に伝わらなければ、真理からは遠のいているのだと云えるでしょう。
より、贅肉を削ぎ落とし、シンプルな表現と言葉になったとき、それを伝える発信者と、受信者とが、それぞれ相互に、理解に近づくのだということが云えます。
シンプルな表現や言葉であっても、それを受信する読み手の読解力も問われます。
M・ドーリル博士の『秘教真義』の冒頭における、翻訳者からの言葉は、とても印象的です。
真理には多言を要しません。
哲人は一木一草を見て悟ると言われます。
真理はいわゆる一般的な知識の量によって得られるとは限りません。
無学でも妙好人のような大悟者もいます。
ドーリル先生も、地球上の書物を全部読破しても無益なこともあると言っておられます。
実際問題として、本当に時間が足りなくて、多くの本を読んでいる暇も時間もない
ということのほうが多いでしょうし、
何百冊も読んでも意味がないということもあります。
このような状況の中で、何を数冊選ぶかということもまた大事なのであり、そのためにも、「直観」するということと、「察知」するというところを磨く必要があります。
頭脳における思考に捉われ過ぎない、縛られ過ぎない、こだわり過ぎない、ということでしょうか。
頭脳による思考に意識を集中させるのではなく、ハートの声に耳を傾けることに、より多くの意識を集中させる、ということでしょう。
これは、女性性意識を中心とする、水瓶座の時代を生きてゆく基本と云えるでしょう。
“どのように観じていますか?まったく何も観じなくなって神のように振る舞うようになっているあなたを呼んでいる声が聴こえていますか?”
Ana Johnsson さんが唄う 『Playing God』 のPVです。
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