「シリウス文明がやってくる」 Kagari ∞ Kazuki より転載
2007年11月05日
ピンチはチャンス
私は後々になるまで、この言葉の意味がわかりませんでした。
ピンチな状態であるのに、何がチャンスなのでしょうかと、その渦中に置かれているときには、全く理解が出来ませんでした。
私は数年前に1年間ほど、仕事がなく、収入もない状態がありました。
生活を維持するためには、それなりの報酬が得られる仕事を探さなければなりません。
しかし、そうもいっていられない、世の中に仕事はたくさんあるのだから、何か、職を見つけて生活費を稼がなければなりません。
ところがこの時期、体調不良が続き、どちらかというと病弱気味であり、仕事ならなんでもいいというわけにはいきませんでした。
文字通り、八方塞がりだと云っても過言ではない状況に陥っていました。
貯金もろくにありませんでしたので、生活水準を落とすために、引越しすることもできません。また、諸事情があり、お金を借りるあてもありませんでした。
これはもう、どうにもならないと、絶望しかけていたときに、私に助け舟を出してくれる人が現れました。
IT関連系の社長で、私の仕事が決まるまで、生活費を支援してくれるといいます。
ところが、その仕事でさえもなかなか決まらず、また体調も、不調になったり、回復したりと波があり、他の仕事に方向転換することも出来ず、この社長にお世話になるしかない状態が、とうとう1年間も経過してしまったわけです。
正直に申しますと、私は不安で仕方がなかったのです。
この状態がいつまで続くのでしょうと、動きたくても動けないということもあり、自暴自棄にもなりました。
周囲の人たちの中には、そんな状況を理解できず、いつまでボヤボヤしてるのとヤキモキしている人もいました。
私が天使たちとのコンタクトが始まったのは、だいたい、この頃からなのですが、天使たちは、“このままで大丈夫です”“時期が来るまで待ちなさい”と、あくまでも待機を促すメッセージばかりを送ってきました。
周りの人たちはいろいろと言ってきますが、私は、この天使たちの語りかける言葉、自分自身の中にある直観に従うことにしました。
年が明けて、天使たちから、“4月に仕事が決まります”というメッセージがきました。
そして、結果的に、4月から仕事に就くことが出来ました。
この1年間の間に、何をしていたのかと申しますと、遊ぶ余裕のあるお金もありませんでしたし、また、体調の思わしくない日々が続いていましたので、家に居るしかない時間が多かったため、ひたすら、本を読んで過ごしました。
つまり、私にとっての「ピンチはチャンス」とは、八方塞がりなときは、無理に動こうとはせず、ひたすら、心や魂の、内面の充実に費やすことが、後々の人生に役立つためのチャンスになる、ということが云えるでしょうか。
また、そんなとき、自分自身の中の直観や、スピリチュアル・ガイドのアドヴァイスに従い、周りの人々の意見に惑わされないということが、いかに大事かということもよくわかりました。
ピンチのときではあっても、不安を抑えつつ、心静かに過ごしていれば、手を差し伸べてくれる人や存在は、必ずや現れるのだという、私の実体験でした。
(2021/09/22より再設定)
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